×

若い研究者の育成へ 生態学など研究の大学教授らによる「公開講演会」最新技術活用の研究成果も《長崎》

2025年3月11日 6:45
若い研究者の育成へ 生態学など研究の大学教授らによる「公開講演会」最新技術活用の研究成果も《長崎》

若い研究者の育成につなげる取り組みです。

長崎市で、海外で生態学の調査などを行う研究者らによる「公開講演会」が行われました。

(名古屋大学大学院 依田 憲 教授)
「アルゼンチンのマゼランペンギンの研究をしていて、その時の風景写真。地球上にはまだこういうところが残されていて、自然を守れと言われるのではなくて、守っていかなければいけないという思いが自然と湧き上がってくる」

長崎市の出島メッセ長崎で開かれた「公開講演会」。

長崎総合科学大学が毎年様々なテーマで実施していて、今回は生態学などを研究する大学教授ら4人が、海外での経験や「AI」や「GPS」といった、最新技術を活用した研究成果などを説明しました。

持田 浩治准教授は、海外での研究で大切なことは ”現地の人との信頼関係” と話します。

(長崎総合科学大学 持田 浩治 准教授)
「(研究は)自分1人でやっていないので、調査がうまくいかないこともあるが(現地の人と)コミュニケーション能力が重要」

ほかにも教授らは、無人島でのサバイバル生活のエピソードや、自身が研究者を目指したきっかけなどをユーモアを交えて話しました。

(大学生)
「無人島での生活の話をじっくり聞く機会が今まで無かったので、すごく新鮮で面白かった」

(高校生)
「自分たちはヤモリを研究していて、GPSとか新しい機材をつけて飛んでいる場所を確認するアイデアは、自分たち知らなかったので今後、自分たちの研究につなげていきたい」

参加した高校生や大学生約120人は、第一線で活躍する研究者の言葉に熱心に耳を傾けていました。

最終更新日:2025年3月11日 6:45