"食は命なり" 料理研究家が語る原爆の記憶 食べ物を通じて次の世代につなぐ「平和の尊さ」《長崎》
(参加者)
「(料理の)原点というか、母たちのことや戦時中の話を、私も聞いていた。自分の母親を思い出して、昔の食事ってこんなだったのかなと想像した」
(参加者)
「素朴だが、どれもしっかり味がついてておいしい。私も長崎に生まれて長崎で育ったので、それはしっかり伝えていきたいと思う」
(脇山順子さん)
「母がよく、石ころ以外はなんでも食べられる。30回、噛みなさいと言っていた。親もつらかったと思う。
今は飽食の時代。自分の好きなものだけ食べればいいという時代にある。(戦時下は)明けても暮れても、同じものを365日食べないといけなかった。
今は平和。戦争しなくていいということを、(世の中に)しっかり植え付けていかなければいけない。
特に長崎、広島で被爆にあった人は、自分が体験したこと、80年前に起こったことをしっかり(若い世代に)伝えないといけない」
"食は命なり"。
脇山さんはこれからも「食」を通して自身の経験、平和への思いを後世につないでいきます。