障害者の能力は会社の力「可能性を信じてあげて」進む “障害者雇用” 新たなモデルに《長崎》
(エス・ケイ・フーズ 中村 こずえ 相談役)
「2001年からだから、マクドナルド人生23年です。みんな長く働いてくれてありがとうね」
2人の出会いは2001年。
入ったばかりの城山さんは、掃除などの簡単な作業だけを担当していました。
しかし、その6年後。
城山さんは、調理なども1人で行いほかの従業員と同じように 働いていました。
(エス・ケイ・フーズ 中村 こずえ 相談役)
「掃除と洗い物と、ごみ出しくらいしかできなかった裕次郎君が、フライヤーで仕事したり、ハンバーガーを作ったりしていた。それはすごく衝撃だった。人生を変えてくれた存在」
中村さんの長男で、社長として経営にあたる伸一郎さん 40歳も、障害者雇用の必要性を感じています。
(エス・ケイ・フーズ 中村 伸一郎 社長)
「彼らができることとできないことは明確にあるので、会社は本当に人材が必要であれば、それに合わせてあげることだと思う。彼らの力を借りながら、より会社を発展させていける企業をどんどん増やしたい」
指導にあたるのは、現場の店長やスタッフたちです。
日々向き合いながら、みんなの特性や長所をいかすよう努めています。
(エス・ケイ・フーズ 中村 伸一郎 社長)
「浪の平店の稔くんは思春期で話をしてくれないんだけど。どういうふうに僕は理解したらいい?」
(波の平店 店長)
「(今は)波があるので。稔くんがトレーナーに上がった。ネパール人の子をトレーニングして。言葉が通じないけれど、してくれていて」
(エス・ケイ・フーズ 中村 伸一郎 社長)
「どうやってコミュニケーション取るの」
(波の平店 店長)
「ジェスチャーとか」
(エス・ケイ・フーズ 中村 こずえ 相談役)
「可能性を信じてあげるっていうのは、店舗の人たちの大事なところ」
▼時には優しく 時には厳しく 従業員は家族
毎月開く会議では、普段の様子を共有し、課題については根気強く解決するように取り組んでいます。
従業員とは半年に1度 個別面談も。今後 半年間の目標を話し合います。