都心の再開発やモノレール開業などに尽力 波佐見町出身の実業家「今里廣記氏」の伝記出版へ《長崎》
戦後、日本経済の再建・発展に尽力した県内出身の実業家「今里 廣記 氏」の伝記が出版されることになり、県庁で記者会見が開かれました。
(ノンフィクション作家 高瀬 毅さん)
「幅広くて奥が深い。ある程度のところで本にした」
長崎文献社が今月1日に発売した長崎偉人伝「今里 廣記 」。
今里氏は波佐見町出身で、戦争中航空機産業に携わったのち、40歳で「日本精工」の社長となり、都心の再開発やモノレール開業などに尽力しました。
本は、長崎市出身のノンフィクション作家の高瀬 毅さんが手がけ、遺族への取材や残されている史料などを分析し、300ページあまりにわたって書き下ろしています。
(ノンフィクション作家 高瀬 毅さん)
「今里さんのエネルギッシュで前を向いていく(姿勢)。いつも後ろじゃなくて “次はどうする?” って。こういうことが人生をきめていくんじゃないか。
いろいろ苦しい人もいると思うけれど、それは仕方がないこと。そこから自分の人生をどう変えるかという意味でも、今里さんの生き方は本当に参考になる」
「長崎偉人伝シリーズ」は今里氏が14人目で、全国の書店で販売されています。