どんな作品が出来上がる?「自由な世界を追求」19日から長崎で “ジミー大西さん” 展覧会開催《長崎》
32年間で描いた作品は、約500点。
ボジョレー・ヌーボーのラベルデザインに採用されたり、高級ブランド店で展覧会を開いたりと、活躍は多岐にわたります。
最もお気に入りの作品は…。
(ジミー大西さん)
「マルタ共和国。もともとイギリスの領土だった。イギリスの可愛らしいバスが昔、走っていた。僕が住んでいる時は。アズール・ウィンドウがここにある。今は風で(壊れて)ないが、貴重な作品の一つ。みんなに何を言われても手放したくない作品」
▼好きなことに没頭しても 適度に息抜きを
徹夜で制作に打ち込むこともあるジミーさん。
息詰まった時には…。
行きつけのお好み焼き店へ。
お好み焼きはもちろん、大好きな牛すじのみそ煮込み=「どて焼き」を食べて、パワーをつけます。
(ジミー大西さん)
「地球一周回った。ずっとこもって(制作を)やっていて、ここにきて少しリフレッシュする。息抜きの場所」
5月下旬、ジミーさんは、長崎市での展覧会「ホームタウン」で発表する新作に取り組んでいました。
長崎をモチーフにした(オリジナル)作品です。
直径20センチのタンバリンをキャンバスにし、27色で “ユリの花” を描きます。
毛先が細い筆で、丁寧に、繊細に、重ね塗りをしました。
そして…。
(ジミー大西さん)
「タンバリンの上からしっかり『長崎』をつけていきたい。
新しい技法。長崎で新たな挑戦をしてみたい」
とりだしたのは、“針と糸”。
長崎くんちの “オランダ船” や、西九州新幹線「かもめ」など、長崎ゆかりのものを描き、ふちの部分を糸で縫うことで、立体的に仕上げました。
(ジミー大西さん)
「この赤のラインがちょうどかもめ。赤を使ったら、中間色を使っていく。また緑、青を使っていく。そして中間の次に強いのが、だいたい紫というふうに自分の中で組み立てている」
タンバリンと固定して完成です。