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どんな作品が出来上がる?「自由な世界を追求」19日から長崎で “ジミー大西さん” 展覧会開催《長崎》

2024年7月15日 7:00

32年間で描いた作品は、約500点。

ボジョレー・ヌーボーのラベルデザインに採用されたり、高級ブランド店で展覧会を開いたりと、活躍は多岐にわたります。

最もお気に入りの作品は…。

(ジミー大西さん)
「マルタ共和国。もともとイギリスの領土だった。イギリスの可愛らしいバスが昔、走っていた。僕が住んでいる時は。アズール・ウィンドウがここにある。今は風で(壊れて)ないが、貴重な作品の一つ。みんなに何を言われても手放したくない作品」

▼好きなことに没頭しても 適度に息抜きを

徹夜で制作に打ち込むこともあるジミーさん。

息詰まった時には…。

行きつけのお好み焼き店へ。

お好み焼きはもちろん、大好きな牛すじのみそ煮込み=「どて焼き」を食べて、パワーをつけます。

(ジミー大西さん)
「地球一周回った。ずっとこもって(制作を)やっていて、ここにきて少しリフレッシュする。息抜きの場所」

▼新たな技法 長崎で挑戦してみたい

5月下旬、ジミーさんは、長崎市での展覧会「ホームタウン」で発表する新作に取り組んでいました。

長崎をモチーフにした(オリジナル)作品です。

直径20センチのタンバリンをキャンバスにし、27色で “ユリの花” を描きます。

毛先が細い筆で、丁寧に、繊細に、重ね塗りをしました。

そして…。

(ジミー大西さん)
「タンバリンの上からしっかり『長崎』をつけていきたい。
新しい技法。長崎で新たな挑戦をしてみたい」

とりだしたのは、“針と糸”。

長崎くんちの “オランダ船” や、西九州新幹線「かもめ」など、長崎ゆかりのものを描き、ふちの部分を糸で縫うことで、立体的に仕上げました。

(ジミー大西さん)
「この赤のラインがちょうどかもめ。赤を使ったら、中間色を使っていく。また緑、青を使っていく。そして中間の次に強いのが、だいたい紫というふうに自分の中で組み立てている」

タンバリンと固定して完成です。