ジミー大西さんの新たな創作活動に密着! 約1か月半を過ごした“長崎” を独自の視点で表現《長崎》
(ジミー大西さん)
「(うろこは)重ねることで六角形になるのかなぁ。(実際に見たり触ることで)自分の中でヒントを得てますよね」
(くんち協賛会 中村 重敏 会長)
「(作品の題材に)取り上げていただくのは非常にありがたいし、名誉なこと。新たな形で(くんちを)広めていただくのはありがたいこと」
午後7時。八坂神社に2体の龍が向かってきました。
(ジミー大西さん)
「これが稽古と思わない。本番みたいな雰囲気がある」
八坂神社ではこの日、通し稽古が行われていました。
稽古を前に全員が神社や鳥居に向かって挨拶します。
(五嶋町のメンバー)
「よろしくお願いします」
たまたま鳥居のそばにいたジミーさん。みんなと目が合うと…。
(ジミー大西さん)
「やってる!やってるーぅ!」
少し場が和み、龍衆らにもやる気注入。さっそく稽古開始です。
10年ぶりに龍踊を奉納する「五嶋町」。
62人の龍衆が週に3回の稽古に励んでいます。
(ジミー大西さん)
「いやーすごいな」
動き出した龍の姿を食い入るように見つめるジミーさん。
(ジミー大西さん)
「白龍と青龍が踊っているようで、金の玉を追いかけているような。躍動感、すごかったですね」
龍踊の歴史、そして龍衆たちの思い…
大きな収穫があったようです。
(ジミー大西さん)
「金の玉を追う、雨を降らしていくというストーリーがある。
絵にもストーリーが絶対大事だと。躍動感も、もちろん大事」
展覧会の会場となっている「長崎歴史文化博物館」。
龍踊の見学から3日、ジミーさんの姿がありました。
(ジミー大西さん)
「今まで(の作品は)いっぱい色をつけていた。くんちを見て、“白龍” に挑戦する。長崎で学んだこと、ストーリー性、今後 意識して描いていく」
龍の作品は年内にも完成させる予定で、地元・大阪に戻ってからも今後の創作活動に生かしていきたいと話します。
伝統に触れ、人に触れ、“長崎らしさ” あふれる作品づくりにも挑戦した この1か月半。