“何気ない日常” に感謝伝えたい 絵本「ありがたいなぁ」完成 病と向き合い気づいたことは?《長崎》
(アクセサリー作家 松田 友紀さん)
「手が痛い時もたまにあるので、そういう日があるからこそ、作れることがありがたいなと。だからそういう痛みも必要なんだろうなと思う」
当たり前が、当たり前ではなくなった時、
これまで見落としていた “日々の尊さ” に気づかされたという松田さん。
“ありがたいなぁ”
自然と、口癖になりました。
そして…
(アクセサリー作家 松田 友紀さん)
「ありがたいなぁと自然と思って。インスタグラムで発信しているんです。
それが(きっかけになって)北海道の絵本作家との出会いがあって、一緒に絵本を作らせてもらえることに…」
今年、友紀さんの言葉たちが『絵本』に。
手掛けたのは、北海道の絵本作家 庄司あいかさん。
(絵本作家 庄司あいかさん)
「友紀ちゃんの絵本を書かせてもらって、口癖になっちゃって…」
重度の障がいがある長男に “笑ってほしい” と、2年前から絵本を制作しています。
(絵本作家 庄司あいかさん)
[(友紀さんは) 今 動けること、生きていることに心から感謝しています」
(絵本作家 庄司あいかさん)
「お互いの重なる思いをのせて、絵本を作りたいなと書いてきました。少し勇気につながる一冊につながればいいなと思います」
休日は、夫の大輔さんと2人で過ごすことが多いという松田さん。
この日のメニューは、大好物の餃子です。
(夫 大輔さん(42))
「僕たちは2人で50個食べまーす」
結婚して10年。
けんかがほとんどないという2人の約束は “支え合うこと”。
きょうという日に感謝して…
(アクセサリー作家 松田 友紀さん)
「いただきます!ありがとう」
(夫 大輔さん)
「(友紀さんは) 何においても気持ちがこもっている。思いがこもった人だという印象」
(アクセサリー作家 松田 友紀さん)
「いつも笑顔で前向きにいられるのも、主人が言動で伝えてくれるし、優しさがあるからいつも優しくいられる」
絵本にはそんな日常を切り取った様々なシーンが。
(絵本「ありがたいなぁ」より 松田さん朗読)
『ありがたいなぁ 大切な人が近くにいること。
今日も元気で 一緒にお祝いできること』