今や大切な家族の一員「日々 多様化するペット向けサービス」シッターに葬儀も 県内の現状は?《長崎》
エサの品質向上や医療の進歩に伴い、ペットの平均寿命は近年 著しく延びています。
犬は10年前と比べて 0.8歳延び、14.2歳。
猫は 0.7歳延びて、14.7歳となっています。
飼い主がペットと過ごす時間はより長くなり、それに伴って 愛情もより深く…。
そんなかけがえのない時間を過ごしたペットとの “最後の時間の過ごし方” も変わってきています。
祭壇に置かれた愛犬の遺影。
まわりは、かわいい小物やきれいな花で飾られています。
長崎市でペット霊園などを手掛ける「ポニーランドパートナーズ」は、自宅でのペットの葬儀を8月から始めました。
(ポニーランドパートナーズペット 葬儀ディレクター 田中百花さん)
「(子どもたちが) 実家で飼っていた犬や猫の葬儀に 遠方から帰ってきたりするけど、火葬の時だけ帰ってくると、少しの間しか お別れする時間がないので、もっと手厚く送り出してあげたい飼い主の要望に応えたい とできたプラン」
長崎市に住む 山﨑正司さんは先月、8年間を過ごした愛犬を亡くしました。
(利用者 山崎正司さん)
「小さい時から一緒に寝たりとか、毎日。だから自分も犬としてじゃなくて、人みたいな感じで接していた」
仕事が忙しく 最期を看取れなかったことが心残りでしたが、インターネットでこのサービスを見つけ、お葬式をあげたそうです。
(利用者 山崎正司さん)
「最後にちゃんと(愛犬との)時間が持てたというのは、よかったと思う」
(ポニーランドパートナーズペット 葬儀ディレクター 田中百花さん)
「納得いくまでお別れができる。気持ちの整理がつくまで、一緒にいられるような形が理想だと思う」
また 希望する飼い主にはこんなサービスも。
『大好き!幸せをありがとう』
『いままでありがとう。また会いに来てね』