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コメの価格高騰や政府の対策 長崎市の小売業者や消費者の反応は?《長崎》

2025年5月27日 18:50
コメの価格高騰や政府の対策 長崎市の小売業者や消費者の反応は?《長崎》


長崎市の浜町アーケード。

未曽有のコメの価格高騰や政府の対策について、消費者からは…

(会社員)
「子どもがまだ小さいから、お腹いっぱい食べさせたいとは思っていて。(米は)すごく値上がりしている。値段が下がるのはすごくありがたいが、農家さんはそれで大丈夫だろうか」

(夫婦)
「お米は高いから2キロずつ買っている。パンにしたり、麺にしたり。(直売所などで)以前は2キロが800円とか900円で美味しいお米があったが、最近買いに行ったら、お米が入っていない。安くなったら買う」

(主婦)
「(備蓄米の随意契約は)助かる。今すぐでも、してもらいたい」


一方 創業80年、まちのお米屋さんとして親しまれてきた「浜田米穀店」。

3代目店主の浜田 忠彦さんは、今後のコメの仕入れや販売に不安を抱いています。

(浜田米穀店3代目 浜田忠彦さん)
「(コメの販売価格は従来の)2倍。少しでも安くとは思っているが、なかなか原価も上がっているので、ギリギリでやっている」


これまで政府備蓄米を仕入れて販売してきましたが、「随意契約」を使った政府備蓄米の売り渡しの対象は、現時点で年間1万トン以上のコメの取り扱いがある大手の小売業者に限定。

27日午前9時時点で、ディスカウントストアの「ミスターマックス」やネット通販の「楽天」など、19社が申し込んでいます。

(浜田米穀店3代目 浜田忠彦さん)
「取り扱いの状況もあるだろうし、大手さんに取られてしまうという心配はある。(今後)昔みたいに5キロ 2000円で小売り業者が売れるかというと、それは厳しい。今度の新米からでも(厳しい)」

最終更新日:2025年5月27日 18:54