×

小学生が一糸乱れぬバチさばき「大草太鼓」伝統の太鼓演奏を継承 “地域の文化づくり”を《長崎》

2025年1月4日 7:00

(1年生担任松島 秀樹 教諭)
「給食もみんなで食べるし、 太鼓とかもみんなでするし、みんなで食べたり遊んだり、活動したりすることが多いので、自然と仲良くなってる感じがする」

掃除の時間も…。

(児童)
「今日は3年生のチームが廊下で、それ以外が教室です。掃除を始めてください」

学年の垣根を越え、いつも一緒です。

1週間後の学習発表会に向け、太鼓の練習が行われたこの日。

6年生の3人が下級生を引っ張ります。

(6年生)
「今日は最後の練習なので、頑張って叩いてください」

この学習発表会が6年生にとって、太鼓をたたく最後の舞台です。

練習中、気持ちが高まるあまり音がずれてしまう場面も…

(児童)
「大太鼓が入るタイミングを間違った。数えながらやんなきゃ」

地域の人や保護者への感謝の気持ちと成長した姿を見せたいと、何度も練習します。

その手には、努力のあとが。

(6年生)
「マメがつぶれました。構えとか、あと声もあと少し出した方がいい 」

(6年生)
「本番でみんなを感動させようと思って叩いてます」

(6年生)
「発表会で(大草太鼓が)一番最後だから、思い切りたたきたい」

◆太鼓の演奏が地域の「楽しみ」そして「絆」に…

迎えた学習発表会当日。

子どもたちの成長した姿を見届けようと、多くの人が訪れました。

(保護者)
「発表会や太鼓の演奏(があること)に、わくわくしている」

(保護者)
「すごく楽しみにしてきた。6年生が最後の太鼓の演奏。すっごい上手。いつも感動します」

楽器の演奏や劇、手作りの龍踊。

学年ごとに出し物を披露したあとは…。

おそろいの法被を身に着け、いよいよ大草太鼓の演奏です。

みんな気合は十分!緊張感に包まれ、真剣なまなざしに変わりました。

地域みんなが楽しみにしている大草小学校オリジナルの「大草太鼓」。

これまで励んできた練習の成果を披露です。

体育館に太鼓の音が響き渡ります。