1年間学んできた料理の腕を披露 大村市の高校生が日本料理の弁当《長崎》
仲間と声を掛け合いながら協力して調理します。
大村市の向陽高校で日本料理の発表会が行われ調理科の1年生40人が8班に分かれて1年間学んだ成果を披露しました。
「春の松花堂弁当」をテーマに旬の食材を使ってご飯や揚げ物、焼き物などを調理。
味、見た目、創造性、技能の4つの項目で審査が行われます。
丁寧に包丁を使い、料理を仕上げていくのは家本 海聡さん。
調理師免許を持つ父 泰輔さんを前に気合い十分で臨んでいました。
(家本 海聡さん)
「小さいころから(料理を)教わっていて、見張られている感があって緊張している。今から出張があるらしいが、来てくれてうれしい」
生徒たちは趣向を凝らし「春らしさ」を表現。
黄色や緑、ピンクなどで彩りも工夫し、仲間と共に2時間半かけ完成させました。
(生徒)
「松花堂弁当の練習のたびにたくさんの改善点がでました。何度も試行錯誤を重ねた弁当には私たちの努力が詰まっています」
出来上がった色とりどりの弁当。
早速、生徒の親たちが味わいました。
(親)
「豆腐がすごくゴマの味が引き立っていておいしかった。切り方も家で揃えて意識してしていてたので成長を感じた」
海聡さんの父 泰輔さんは娘が作った日本料理の弁当が食べられることを楽しみにしていたそうです。
気になるお味は…
(家本 泰輔さん)
「味がしっかりしていておいしい。(調理を見て)しっかり勉強しているのが分かってよかった」
(家本 泰輔さん)
「海聡が作ったところは60点。全体的には90点」
(家本 海聡さん)
「家で練習します。先生に甘え切りだったので自分でもできるようにならないと」
生徒たちは調理師を目指し、来年度からの1年間は西洋料理を学ぶということです。