生後1年の生存率は1割「18トリソミー」“意味あって授かった命”と生きる家族の覚悟と奇跡《長崎》
一日一日、大空くんが重ねてきた日々は“奇跡の連続。
ベッドの上に飾られた手作りの『王冠』は、大空くんが元気に過ごした証として飾っています。
(母 光都子さん)
「1か月、大空が元気に過ごせたという思いを込めて(王冠を1か月ごとに作った)。作っていったら、もう107か月になって。
(飾っているロープ)がいっぱいになったら、1歳 年を重ねられる。だから目標は、この飾りを、もっともっと、いっぱいにする」
“来年の誕生日を迎えることが、できないかもしれない”
そんな思いで毎月、生まれた日付の「22日」に開く誕生日会。
家族手作りの “王冠” をつけ、毎回、毎回、みんなでお祝いしてきました。
そして迎えた今年の3月22日。『9歳の誕生日』です。
(家族)
「ハッピーバースデー ディア 大空くん~♪。
おーちゃん、おめでとう 9歳」
(母 光都子さん)
「正直ここまで生きるって思っていなかったので。
“よくぞ”という気持ち。
短命だの、なんだの、レッテルを張られているかもしれないけど。
“ぼくはまだまだ人生楽しみまーす。” ってね。
おーちゃんね、まだまだ頑張って…。一緒に生活できる日々が続くと信じてます」
あの王冠が、いっぱいになる日を信じて…。
家族の愛に包まれて、また1つ 年を重ね、そしてこれからも…
共に生きていきます。
出口家では毎年1つ目標を立てていて、今年は新スタジアムの見学も合わせて、V・ファーレン長崎の試合を観るのが目標なんだそう。
笑顔あふれる日々がこれからも続くよう、心から祈っています。
【NIB news every. 2025年3月25日放送より】