職場で“熱中症患者”が…その時どうする?時津町で企業向けの想定訓練《長崎》
「職場での熱中症対策の強化」について内容を周知しようと、長崎労働基準監督署が企業向けの説明会を開きました。
時津町で開かれた説明会には、ゴンドラ製造などを手がける「日本ビソー長崎事業所」の従業員ら、約100人が参加しました。
産業医が熱中症発症のメカニズムを解説したほか、大塚製薬による脱水症状のチェック方法の紹介などが行われました。
また 暑い屋内での業務中に熱中症の患者が発生したという想定で、訓練も実施。
(参加者)
「すみません、ここに人が倒れてます。だれか近くにおられませんか」
参加者は、呼吸の確認のやり方やAEDの使い方などを確認しました。
(参加者)
「今回の訓練はかなりリアルで、実際に人を運んだりとかの訓練だった。
もし同僚が(熱中症になった)場面に遭遇したら慌てると思うが、今回の訓練を生かしてなんとかできるのではないか」
(長崎労働基準監督署 井上 和秀署長)
「(熱中症の労災事故による死亡が)全国的にも長崎県は上位の発生件数なので、これからしっかり指導をすすめていきたい」
改正労働安全衛生規則に違反した場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
来月1日の施行です。