長崎からウクライナへ “仕事”と “希望”を!祖国と日本の魅力をウクライナ人女性が発信《長崎》
(文人流 家元 山口祥泉さん)
「皆さんがアナスタシアさんが来ることを楽しみにしていて。素直ですよね。育ててあげたいなという気持ちに、親心みたいな感じで。私もその一員」
2年を過ぎても終わりの見えない戦争。
不安が続く中で、安らげるひと時 です。
(アナスタシア・ストラシコさん)
「毎日、ウクライナからたくさん悲しい大変なニュースがある。だからここでたくさん日本人と一緒に話すことをして、リフレッシュして、ウクライナのための活動をもっと頑張ることができる」
去年秋には新たな活動も始めました。
(UA.デザイナージャパン 高見 翔希さん)
「日本では最近は、半袖の人も結構 増えてきたから。半袖のヴィシヴァンカ、ウクライナにはたくさんある?」
(アナスタシア・ストラシコさん)
「例えばこれみたいな。最近は新しいのを考えた。平和のための服を(作った)」
ウクライナの伝統刺繍「ヴィーシフカ」を施したのは、民族衣装「ヴィシヴァンカ」。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている、豊かな自然をカラフルに描いた「ペトリキフカ塗り」も。
こうした伝統芸術作品を日本に輸入し、販売します。
6月、会社も設立。
(UA.デザイナージャパン 高見 翔希さん)
「文化を少しでも知ってもらえたらというので、日常的に使えるものを(心がけている)」
代表は旧ソ連圏での貿易業の経験がある 高見 翔希さん 27歳です。
2人は、長崎に避難してきたウクライナ人たちの通訳ボランティアを通して、知り合いました。
(アナスタシア・ストラシコさん)
「ウクライナで撮っている写真は全部、私の家族と友だち。だからみんな一緒に頑張っている」
ヴィシヴァンカを紹介するモデルは、アナスタシアさんの友だちや妹、いとこたちです。
また、刺しゅうやペトリキフカ塗りの輸入でも現地の職人たちと連携。
戦火で観光客は来なくなっているそうで、日本人から寄せられた応援のコメントを翻訳して伝えています。
(アナスタシア・ストラシコさん)
「今は大変な時代。ドニプロはバトル(戦闘)の近くだから。この(応援)コメントを見せるために翻訳する。みんなとても喜ぶ」