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利用客多い時間帯の減便最小限に「長崎バス 16日からダイヤ改正」利便性のためバス停変更も《長崎》

2025年4月16日 20:20
利用客多い時間帯の減便最小限に「長崎バス 16日からダイヤ改正」利便性のためバス停変更も《長崎》

長崎バスは、16日から新たなダイヤでの運行が始まりました。

深刻な運転士不足が問題となる中、勤務体系を変更するなどして、利用客が多い時間帯の減便を最小限にとどめました。

16日から昼の便を中心に、ダイヤを改正した長崎バス。

利用客が比較的少ない午前9時~午後3時台について、下記のように減便しています。

▼平日は、2割弱にあたる223便
▼土日は、約1割の100便前後

一方 利用が多い朝と夕方の時間帯は、平日と土曜ともに減便は2%以下と、これまでとほぼ変わらない便数となっています。

深刻な “運転士不足” によるという今回のダイヤ改正。

長崎バスでは、30年以上変更がなかった “運転士の勤務体系” を見直しました。


(長崎自動車 自動車部 渡部 健太さん)
「運転士の一日あたりの拘束時間をやや伸ばして、休日数を大幅に増やした」

公休は19日ほど増えましたが、年間の勤務時間を変えないことで、ダイヤ改正に対応できたということです。

(40代 運転士)
「個人的には今から子どもがお金がかかってくるので、“休みなく働きたい” のが理想だが、それだと若い人が入ってこないので、休みが増えて今後、若い運転士が増えていけばいい」

運転士の平均年齢が52歳となる中、長崎バスでは労働環境の改善や、新たな乗務員確保にも努めていきたいとしています。

(長崎自動車 自動車部 渡部 健太さん)
「利便性向上を図りながらも、お客様の利用状況は把握した上で、できるだけそのバランスを失わないように努めていきたい」

今回のダイヤ改正とあわせて長崎バスは16日から、長崎駅前を通過してココウォーク茂里町を終点 とするバスの全便について “長崎駅前バス停の位置を変更” しています。

これまで国道沿いにあったバス停は、長崎駅東口そばの「交通広場」に移動しました。

JRから乗り換えて移動する長崎スタジアムシティ利用者を取り込むことが狙いで、さらに利便性を図っていくということです。

最終更新日:2025年4月16日 20:24