“手作り野菜でおにぎり”も コンテナをリノベ「テイクアウト専門のカフェ」オーナーは元教諭《長崎》
“コンテナ” をリノベーションした、テイクアウト専門のカフェです。
無農薬野菜を使った「おにぎらず」など、素材にこだわったメニューで訪れる人を出迎えます。
去年7月にオープンした大村市の「セイテゾーロカフェ」。
“コンテナ” をリノベーションしています。
(セイテゾーロカフェ 吉村 浩美 店長)
「セイテゾーロは、イタリア語で“あなたは宝物”という意味がある。コンテナカフェはおしゃれなお店が多くて、あこがれもあった」
店長の 吉村 浩美さん。
県内の特別支援学校で教諭として32年間務め、去年3月に退職。
カフェを開きました。
(吉村 浩美 店長)
「人と関わる仕事ということで、そこが(教諭という仕事との)共通点。
(学校では)生徒や保護者、同僚の先生方とも新しい出会いがどんどんある中で、私も成長させてもらったので、今度はカフェで新しい出会いを求めて頑張っていけたらいい」
カフェは、夫の明さんが運営する就労準備型放課後等デイサービス「UPるおおむら」の敷地内にあります。
(UPるおおむら 吉村 明さん)
「知的な部分などに何らかのハンデがある人が、ここに日々通っている。共同作業の中で対話ができるようになっているのは、すごく成長を感じる」
小学4年生から高校3年生までの25人が通っていて、農作業や掃除のほか、コミュニケーション能力の向上などにも取り組んでいます。
(UPるおおむら 吉村 明さん)
「同じ敷地にあることで、地域の方たちが集まる場になっているので、カフェには感謝」
カフェでテイクアウトできるのは、3種類の豆をブレンドしたコーヒー。
さらに一杯ずつたてるそのぎ茶の「抹茶ラテ」や「ほうじ茶ラテ」など、約20種類のドリンクがあります。
また 毎朝焼き上げる6種類の「カップシフォンケーキ」。
具材たっぷりの日替わりの “おにぎらず” も…。
この具材もすべて手作りしています。
ここで使うとれたて野菜は「UPるおおむら」の子どもたちが栽培したものです。