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6年ぶり開催!浦上百貨センターが30日に「NOKISAKIマーケット」2026年建物解体へ《長崎》

2024年11月29日 17:30

「浦上百貨センター」が建てられたのは、今から53年前の1971年。

"川口アパート” として建設され、1階には生鮮食品の店や食堂など 47の店が並び、にぎわいをみせていました。

浦上駅にも近く、多い時には130世帯あまりが暮らしていたといいます。

(浦上百貨センター協同組合 牧山 直樹 副理事長)
「すごい人気があったみたい。ここに住んでいる方は、下(1階)に行けば何でもあったので、出入りが結構あった」

経済成長を支えましたが、大型商業施設などが次々と進出した影響で、今では20店舗に。

空いたスペースは、学生による展示会やフリーマーケットなどに活用されてきましたが、 建物の老朽化に伴い、再来年 解体されることに。

(浦上百貨センター協同組合 牧山 直樹 副理事長)
「皆さん仲もいいし、非常にやりやすい。私はここが大好きなので。寂しさはあるが、仕方がないのかなという気持ちもある」

緑の看板がトレードマークの「ブティックさなえ」。

店主の森本 佳子さんは82歳になります。周りには自然と人の輪が…。

オープン当初から「浦上百貨センター」を支えてきた店の一つです。

(ブティック「さなえ」 森本 佳子さん)
「前はお客様がどこからでも来ていた。ダイヤランドから来たり、長与から来たり。商売していて楽しかった、話を聞いても楽しかったし。
あの頃は、一番にぎやかやったね」

垣内 美知子さんが営む惣菜店「キッチン・ママ・英商」。

この日も、常連客の姿がありました。

(常連客)
「こんにちは。また来ました」

(「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん)
「きのうやったかな」

(常連客)
「英商さんとも会われんごとなったらさみしか」

(「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん)
「なんで。(ここの)みんなとも会われんたい」

(常連客)
「みんなとは別。ここは食べ物が美味しいから。
ここはいつまで(営業するの)?」

(「キッチン・ママ・英商」 垣内 美知子さん)
「あと1カ月…」