×

「犯行の態様は危険かつ残酷で殺意は強固」長与町母親殺害 懲役12年の実刑判決《長崎》

2025年6月3日 18:27
「犯行の態様は危険かつ残酷で殺意は強固」長与町母親殺害 懲役12年の実刑判決《長崎》


去年9月、長与町の自宅で母親を包丁で刺して殺害した罪に問われた男の判決公判が開かれました。

長崎地裁は、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。


判決を受けたのは、長与町の無職小西博己被告 46歳です。

小西被告は去年9月、自宅で母・幸子さん(当時75)の首や胸などを包丁で複数回刺し、殺害した罪に問われていました。


3日に開かれた裁判員裁判の判決で長崎地裁は「殺傷能力の高い包丁で執拗に刺し続けている犯行の態様は、危険かつ残酷で殺意は強固」と指摘。

「自己中心的で、短絡的な意思決定は厳しい非難に値する」として、検察側の懲役16年の求刑に対し、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。

判決後、被害者の夫は「大切な妻を殺した息子を許すことはできません。刑務所でしっかりと罪を償ってもらいたいと思います」と、代理人を通じてコメントしています。

最終更新日:2025年6月3日 18:41