程よい脂であっさり「橘湾夕焼けサーモン」赤潮被害受けたサバの ”代替魚”として養殖に成功《長崎》
雲仙の “新たな観光資源” としても期待が高まっています。
去年、養殖が始まった「橘湾夕焼けサーモン」の出荷を前に試食会が行われました。
雲仙市の橘湾。
この場所で養殖されているのが “橘湾夕焼けサーモン”。
夕日が海に沈む美しい風景をイメージして名づけられました。
(牧島 一仁 漁業事業部 課長)
「いかだが10メートルあって3000尾。今大体平均で1.2キロから1.4キロくらい」
雲仙市の水産会社「天洋丸」では、赤潮による甚大な被害が出たサバの ”代替魚” として、去年からサーモンの養殖を開始。
1日6回、自動給餌器でエサを与えながら、今年は、約2700匹を養殖しています。
(竹下 千代太 代表)
「順調に太っているしばらつきも少なくて大きくなっている。少しは認知されてきている感覚」
来月の出荷を前に12日には試食会も。
“夕焼けサーモン” を使った刺身や “鮭”粕汁、串カツ。
県の内外で飲食、観光業などに携わる40人ほどが味わいました。
(飲食業)
「おいしい。あっさりしていて癖がなくておいしい。(店で仕入れるか)検討してみようかと思う」
(観光業)
「夕日を見て、夕食で夕焼けサーモンを食べたらいい組み合わせなんじゃないかと。楽しみ」
(観光業)
「刺身も食べたし、どれもめちゃくちゃおいしい。さらに地域が元気になっていくはずなので(観光にとっては)非常に価値のある活動だと思う」
橘湾夕焼けサーモンは、県内のスーパーでも販売される予定だということです。