地元食材で ポテトチップス「JAGADA」開発 地域の魅力全国発信へ老舗菓子店の挑戦《長崎》
長崎県は、北海道と鹿児島に次ぐ「ジャガイモの産地」。
生産量は、全国3位を誇ります。
県産食材のすばらしさや生産者の思いを、お菓子を通して知ってもらいたいと考えています。
(小浜食糧 金澤 友己さん)
「ジャガイモ自体は全世界全国各地あるが、その名の通りニシユタカ。西南で豊かにとれる品種なので、今後ももっと広めて、全国の人たちに食べてもらいたい」
(生産者 飯田弘巳さん)
「厚切りにしてあって、歯ごたえもしっかりしていて、熟成ジャガイモの甘みもしっかり出してもらってる。熟成ジャガイモの特徴を、最後までしっかりお客さんに届けてもらえるような仕上がり」
(小浜食糧 金澤 友己さん)
「感無量。やってよかった。多くの人にこれを届けたいし、知ってもらいたい。それが私たちの役目。これから頑張っていきたい」
ポテトチップスに欠かせない塩にも、県産へのこだわりが。
▼雪のようにふわっとした“温泉まち”自慢の塩
使っているのは、小浜食糧の近くにある製塩所「雲仙エコロ塩」の天然塩です。
(小浜食糧 金澤 友己さん)
「こちらの塩しか、考えが浮かばなかった。マイルドで優しい味わいで、ほかの塩とは違う味わいになっている」
(雲仙エコロ塩 木村 健洋さん)
「一生懸命だったからいい商品ができればと。その努力、若い子たちが一生懸命やっている姿を見たら、自分も頑張らんばと。思いが伝わってきたから」
天然塩は、小浜温泉と橘湾の海水を原料に温泉の熱でつくられています。
92℃ほどの温泉で湯煎し、ゆっくりと 3日ほどかけて水分を蒸発させます。
(雲仙エコロ塩 木村 健洋さん)
「ぐらぐら(お湯を)たぎらせて作った塩と、温泉でやさしく蒸発させて作った塩は全然違う。雪のような感じでふわっとなる」
愛情を込めて作る塩は、まろやかで優しい味わい。
ポテトチップスとの相性は抜群です。
(雲仙エコロ塩 木村 健洋さん)
「ジャガイモがおいしいし、うちの塩もいきてますね。最高です。こういう商品ができるのがうれしい」