製作したのは「模擬人工衛星」長崎西高校物理部が最優秀賞! JAXAら主催のコンテスト《長崎》
JAXA=宇宙航空研究開発機構などが主催するコンテストで、県立長崎西高校の物理部が最優秀賞に輝きました。
製作したのは、市販の材料にAIを組み合わせた「模擬人工衛星」。
その「驚きの機能」とは…。
数多の星が美しく輝く宇宙。
多くの科学者がこの空間にみせられ、様々な謎の解明に挑んできました。
そんな「宇宙」をテーマに、JAXA=宇宙航空研究開発機構などが去年開いた「衛星設計コンテスト」。
学生部門の最優秀賞を受賞したのは、県立長崎西高校の物理部です。
製作したのは、小型の模擬人工衛星『SUZUME』。
(記者)
「名前を考えたのは誰ですか?」
(樋渡 峻也さん)
「僕が考えました。“すずめの戸締まり” っていう映画があったっていうのと、
日本の人工衛星は、野鳥の名前、そして3文字の名前からとることが多いので『SUZUME』という名前がぴったりだと思って名付けた」
快挙を成し遂げたのは、3年生の麻生 賢太郎さん、樋渡 峻也さん、高原 大和さん藤田 晃成さんのチームです。
(麻生 賢太郎さん)
「この班で頑張ってきた事が、ちゃんと評価されてうれしかった」
(高原 大和さん)
「結果がどうかなってドキドキしていたんですが、最優秀賞と呼ばれて、みんなで喜びました」
(藤田 晃成さん)
「呼ばれた瞬間、一瞬フリーズして、その後うれしかった」
(樋渡 峻也さん)
「長い時間をかけて書き上げた、プログラムの成果が出たという感じ」
量販店などで買える小型の容器で作られた『SUZUME』。
その中には、3つの回路やバッテリー小型カメラを搭載しています。
特徴は、離れた場所からの通信で情報を送受信することができ、自力で姿勢を制御。
そして、写真を撮影するなどのミッションを遂行できること。
本物の人工衛星と同じ能力を備えているにもかかわらず、かかった費用を計算すると、2万8971円(税込)です。
“格安” の模擬人工衛星が出来ることは…