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踊町もファンも見物客も “心ひとつに” 歓喜の中で力振りしぼり奉納を 長崎くんち後日に密着《長崎》

2024年10月9日 21:51

(見物客)
「五島市の出身だが、生まれて初めて見てすごく感動した。この後の仕事も頑張れる」

長崎市出身で、現在は東京で暮らしているくんちファンの一家。

この春に生まれたばかりの子どもを連れて、見物のために帰省したといいます。

(くんちファン)
「弟を見に帰ってきた。3日間くんち漬け。さみしい。(くんちが終わると)ぽっかり空きそうで。全力で1日全部 楽しみたい」

(くんちファンの妻)
「知り合いに(子どもの服を町の手拭いで)作ってもらって手作りで。気合い十分だもんね。初めてのくんち」

銀屋町が7日から3日間で回るのは、約2500軒。8日までに1600軒を回り、メンバーたちの疲労はすでにピークに達しています。

(銀屋町 担手)
「体中、全部痛いです」

(銀屋町 担手)
「今は痛み止めを飲んでいた。恥ずかしい。ひじが痛い。(山飾を上げた後)受ける時にひじを使うので、実はきのう注射を打ってもらって。頑張る あと少し」

たくさんの見物客に最高の演技を披露しようと、山飾を上げ続けます。

親子で初共演となった大野 大輝さん、長男の晃輝くんも体力は限界ですが、互いに励まし合い気持ちを高めます。

(担手 大野 大輝さん(35))
「本場所ですごく出し切って感動したが、きょう1日まだあるので、最後 鯱を片付けたときに感動の涙を流せるように頑張る。体もボロボロ、声はガラガラ。みんな同じだと思うが、気合で乗り越えたい」

(囃子方 長男 晃輝くん(4))
「たのしかった。がんばる」

満面の笑みを浮かべて、山飾と記念撮影するくんちファンの女性は80歳。

近くで見る鯱太鼓に大興奮のようです。

(80歳の女性)
「幸せ、ラッキーきょうは。うわーっブラボー」

今年、6回目の奉納を迎えた銀屋町にもオールドルーキーがいます。

51歳で据太鼓に初挑戦した齊藤 誠史さん。

10年前の前回と前々回にも出場を試みましたが、ケガなどで途中離脱。