被爆者の思いを“カタチ”に「原爆への怒り」「平和への願い」死没者名簿筆耕続ける被爆2世《長崎》
▼書道を通して子どもたちが “戦争や平和について考える時間” を
森田さんは、書道教室も開いています。
(書道家 森田孝子さん)
「いっぱい楽しいことがあって、いっぱいおいしいものが食べられて素敵。これがずっと続くといい。穏やかな毎日が一番大切だと先生は思っている」
毎年この時期は、教室に通う子どもたちに、書道を通して “戦争や平和について考える時間” をつくっています。
(教室の生徒)
「温かい心と書いた。温かい心が集まると平和が生まれる」
(教室の生徒)
「世界が平和になってほしいという思いと、今 生きている命に感謝を込めてこの文を書いた」
被爆から79年を迎える長崎。最後の被爆地にするために。
平和の尊さを書に込めて、自身の活動を続けていきます。
(書道家 森田孝子さん)
「被爆地は “長崎で最後” というのが一番大事。人の優しさに触れたり、ちょっとした人の思いを受け止めることで平和への思いが伝わっていくんじゃないかと思います」
森田さんの今年の書道展は、追悼平和祈念館で11月に開かれる予定です。
また 今後は、広島でも開催したいと考えているそうです。