「働きながら旅したい人」と「人手不足で困る地域の宿泊施設」をつなぐ “おてつたび” に密着《長崎》
楫田さんは 小学校の教諭でした。32年間務め、今年3月 退職。
違う世界を見たいと、おてつたびに挑戦しました。
新潟に続いて 今回が2回目で、長崎に来るのは中学校の修学旅行以来、約40年ぶりです。
(楫田ふみかさん)
「お仕事でパワーをもらったり、できることを増やしたり、自信を付けたりとかの面と観光。まだ行けていないところがたくさんあるので、いろいろゆったりと巡りたい」
ホテル長崎のおてつたびスタッフは、楫田さんを含めて3人。
この日、3人の休みが初めて重なり、一緒にお出かけです。
年齢も出身も違いますが、すぐに打ち解けたそうです。
(楫田ふみかさん)
「(道路の真ん中に木がすっとあって)すごい。ここは通ったことがなかった。びっくりした。初めて見た」
まずは長崎歴史文化博物館へ。
教諭時代、歴史も教えていた楫田さんは興味津々。
(楫田ふみかさん)
「4年生とかで長崎くんちが出てくる。またこれを見て詳しくなりたい」
坂本龍馬が大好きで、写真を撮ることができるコーナーで盛り上がります。
(楫田ふみかさん)
「せっかくやから龍馬とともに。あかん、もっと寄ったら良かった。坂本龍馬の重要なところ、手が隠れてしまってる」
(記者)
「龍馬が好きなんですね」
(楫田ふみかさん)
「龍馬推しです、うちの家族はかなり。この期間に絶対亀山社中も行ってみようと思っていたので、行ってきた」
日が暮れると、稲佐山公園の展望台へ。
(3人)
「ほらほらほら、すごい!」
今回の旅で一番楽しみにしていた、稲佐山からの夜景を満喫しました。
(楫田ふみかさん)
「いいところがいっぱいあって素敵ですね。特に夜景はもともと大好き」
おてつたび開始から1週間。
ゴールデンウイークが終わり、ホテル長崎は多くの修学旅行生を迎えていました。
(総支配人)
「朝のドレッシングは白だもんね。お願いします」
(楫田ふみかさん)
「はい、分かりました」
午前6時から、約200人の生徒の朝食準備です。