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「働きながら旅したい人」と「人手不足で困る地域の宿泊施設」をつなぐ “おてつたび” に密着《長崎》

2024年6月13日 6:45

楫田さんは 小学校の教諭でした。32年間務め、今年3月 退職。

違う世界を見たいと、おてつたびに挑戦しました。

新潟に続いて 今回が2回目で、長崎に来るのは中学校の修学旅行以来、約40年ぶりです。

(楫田ふみかさん)
「お仕事でパワーをもらったり、できることを増やしたり、自信を付けたりとかの面と観光。まだ行けていないところがたくさんあるので、いろいろゆったりと巡りたい」

ホテル長崎のおてつたびスタッフは、楫田さんを含めて3人。

この日、3人の休みが初めて重なり、一緒にお出かけです。

年齢も出身も違いますが、すぐに打ち解けたそうです。

(楫田ふみかさん)
「(道路の真ん中に木がすっとあって)すごい。ここは通ったことがなかった。びっくりした。初めて見た」

まずは長崎歴史文化博物館へ。

教諭時代、歴史も教えていた楫田さんは興味津々。

(楫田ふみかさん)
「4年生とかで長崎くんちが出てくる。またこれを見て詳しくなりたい」

坂本龍馬が大好きで、写真を撮ることができるコーナーで盛り上がります。

(楫田ふみかさん)
「せっかくやから龍馬とともに。あかん、もっと寄ったら良かった。坂本龍馬の重要なところ、手が隠れてしまってる」

(記者)
「龍馬が好きなんですね」

(楫田ふみかさん)
「龍馬推しです、うちの家族はかなり。この期間に絶対亀山社中も行ってみようと思っていたので、行ってきた」

日が暮れると、稲佐山公園の展望台へ。

(3人)
「ほらほらほら、すごい!」

今回の旅で一番楽しみにしていた、稲佐山からの夜景を満喫しました。

(楫田ふみかさん)
「いいところがいっぱいあって素敵ですね。特に夜景はもともと大好き」

おてつたび開始から1週間。

ゴールデンウイークが終わり、ホテル長崎は多くの修学旅行生を迎えていました。

(総支配人)
「朝のドレッシングは白だもんね。お願いします」

(楫田ふみかさん)
「はい、分かりました」

午前6時から、約200人の生徒の朝食準備です。