今年の漢字は「税」 増税や減税の動向が注目された1年 県民の願いは「税金の効果的な使い道」
この1年の世相を表す「今年の漢字」が12日、京都市の清水寺で発表されました。増税や減税などの動向に、国民の関心が寄せられた1年。選ばれたのは「税」の一文字です。それぞれが思う「今年の漢字」について、街の声を聞きました。
Q あなたの今年の漢字は?
20代 大学生
「楽」
「楽しいことがあったので『楽』という漢字にした。高校生の時は修学旅行もなくて、コロナがひどくて行けなかった。(今年は)みんなが楽しそうに遊ぶことができている」
70代 主婦
「猫」
「家族がたくさん増えた。ネコが家族みたい。子どもがみんな巣立ったら。嫌なニュースはいっぱいあるが、ネコがいることで和らげてもらっている」
30代 主婦
「子」
「子どもの成長を見守る年だった。1歳と6歳の男の子がいる。落ち込んだり、子どもが成長して いて喜んだりする年だった」
20代 会社員
「推」
「推し。自分の好きなことや仕事を頑張っていることに関しても、しっかり自分を推してあげたいということで選んだ。仕事も頑張りつつ、プライベートもいい感じで進んで、実りのある 1年になった」
1年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」。
日本漢字能力検定協会が一般公募で最も多かった字を毎年、発表しています。
今年選ばれたのは「税(ぜい)」の一文字。協会は「生活に直結する増税や減税の動向が注目され、国民の不安や期待が錯そうした」と、総括しました。
今年は5月に新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行し、行動制限も緩和。コロナ禍前の日常が戻りました。ただ、物価が高騰して消費者の負担は続き、10月から始まった消費税の新しい制度「インボイス」を巡っては、小規模事業者の中で反対の声も上がっています。
今年の漢字「税」について街の声は・・・。
80代 「(今年の漢字は)『金』と誰かが言っていたが、税金の『税』。なるほど。(増税は)ちょっと困る」
30代 会社員「育休中だったが、その点で税金の使い道をもうちょっと国民に還元してほしいと思った」
おめでたいことや、悲しいこと、様々な出来事があった2023年。
来年はどんな1年を期待しますか?
20代 大学生「来年は保育士になる。明るくて 元気な保育士になりたい」
30代 会社員「子どもが大きくなるにつれて色 々考えることが増えるが、子どもが健やかに健康に過ごしてくれればいい」
80代 「地球が戦争だらけ。平和に戦争が少しでも減ればいい。それに限らず災害がひどい。孫、ひ孫がいるのでなんとか幸せに少しでもなってほしい」