春風に舞う感謝の紙テープ「島の春 旅立ちと別れ」万感の思いあふれる福江港《長崎》
(福江中バレー部 畑中真紀子先生)
「(転勤先で)また私もバレー部の顧問になれたら、一緒に戦いましょう。ずっと応援してます。大好きです」
中学校教諭の松本 一路さん。
福江島で6年間勤務し、この春 家族で佐世保市に転勤することに。
(松本 一路さん)
「どんなクラスか。朝の会から爆笑しまくりよったね」
(生徒)
「給食が大好きな先生」
(松本 一路さん)
「常に笑顔が絶えなくて、冗談も通じるし、だけどちゃんとする時はちゃんとする子たちだったので、すごく毎日が楽しかった」
(松本さんの息子)
「寿し善っていうおすしやさんで、すしをいっぱい食べたのが楽しかった」
(冷川小粹アナウンサー)
「友だちに伝えたいことは?」
(松本さんの息子)
「あっちでもバスケをたくさんするので、こっちでも勝って全国に行ってください」
小学3年生の息子は、バスケットボール部の友人たちの見送りに…。
門出に花を添えるのは、中学校、高校の吹奏楽部です。
(県立五島高校 吹奏楽部員)
「周りの雰囲気を、みんなの心に寄り添った演奏にできるようにがんばる」
(吹奏楽部 松尾 健太郎 教諭)
「いつも見送る時に使う曲がある。それをみんな暗譜しているので、元気に演奏する」
バレーボール部の先輩を、船が出る1時間前から待っていた中学生3人。
(中学生)
「いなくない?きょうじゃなかったらどうしよう」
出港の時間が近づき、先輩の姿を探しますが…。
(港にいた人)
「朝のジェットフォイルにいましたよ」
先輩はすでに出発していて、会うことができず。
代わりにこのカメラに向かって先輩へのエールを伝えます。
(中学生)
「会えなかったけど、大学でも頑張ってください」
島生まれ、島育ちの中学3年生 川口志道さん。
野球に専念するため親元を離れ、春からは高校の寮で暮らすことに。
80歳になる祖母の菊枝さんも見送りに駆けつけました。
最近は、野球の試合の応援になかなか行けなかったそうです。
巣立つ孫に、最後に伝えたのは…
(祖母 菊枝さん)
「頑張り過ぎんとよ」
船の汽笛が響く 旅立ちの春…
それぞれの思いをのせて出港します。