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“永瀬最強説”「素直にうれしい」柔道81キロ級2連覇 永瀬貴規選手が語るパリ五輪とこれから《長崎》

2024年8月21日 6:00

▼“永瀬最強説” 勝因は「間合い」と自己分析

永瀬選手が勝因として挙げたのが、巧みな組み手から生み出す「間合い」です。

(永瀬 貴規選手)
「自分の間合いでできることで 相手の力が伝わりずらい部分もあるし、その中でも私の圧が相手にかかるような柔道ができる。全試合通して、全体的に私の間合いで試合することができていたと思うので、それが結果に結びついた」

今回のオリンピックでは、この言葉が話題になった永瀬選手。

(大野将平さんの解説)
「“永瀬最強説”、証明してくれました」

共に稽古し、そのひたむきな努力を知る同僚の大野 将平さんが解説で称賛しました。

(永瀬 貴規選手)
「本当におこがましいなという気持ち。そう言ってもらえるのは素直にうれしい。毎年チャンピオンが変わるような階級ではあったので、その中で結果を残すことができ 今回連覇というので、その部分では自分のこともほめてもいいのかなと思う」

▼「永瀬すぎる」 “最強” で “謙虚” な柔道家

また、SNSなどでは持ち前の謙虚な姿勢が「永瀬すぎる」と話題に。

金メダリストとして表彰された後の写真撮影でも…。

(大野将平さんの解説)
「永瀬さんらしい 控えめなポジションですね」

(永瀬 貴規選手)
「謙虚な部分や1人の人として大事な部分は、どの立場になっても大部分だと思っているのでそこは変わらず。誰からも応援されるような選手や1人の人間としても柔道家としてもなりたいと思っている」

“最強” で “謙虚” な柔道家。

しかし東京オリンピックの後は、結果を残せない時期が続きました。

切り替えのきっかけは、母校での稽古…。

恩師 長崎日大高校柔道部の松本 太一 監督が提案してくれたそうです。

▼長崎は原点の地「純粋に柔道を楽しんで稽古に取り組む」

(永瀬 貴規選手)
「原点に帰って。いろいろ考えすぎていた部分もあるので、純粋に柔道を楽しんでいた昔の気持ちや、稽古に取り組む姿勢というのも思い出せた」

パリから帰国し、この2週間は時々身体を動かしながらリラックスした時間を過ごしているという永瀬選手。

今後については…。

(永瀬 貴規選手)
「しっかり時間をかけて次の目標を定めていきたいと思っているので、まだ現時点で今後どうしていくかははっきり決まっていない部分はあるけど、あせらず次の目標を決めていけたらと思っている」