島っ子だけで勝ち獲った初の甲子園出場「壱岐高野球部 強さのワケ」大会に向け島を挙げての大応援《長崎》
(壱岐高校 野球部OB 松永 晃生さん)
「島の子たちだけで甲子園決めてくれたのは、本当に心から誇らしいと思う。寄付を集めたり、子どもたちが思い切って甲子園で野球ができるように、今 みんなで頑張っている」
(壱岐高校 野球部OB 三富 章太さん)
「仲がいいっていうことは、やっぱりなんでも言い合えるから強くなる。初めての甲子園で緊張すると思うが、思い切って楽しんでもらえたら」
月に一度、チームの指導に訪れている森 康隆コーチは…。
(森 康隆 コーチ)
「自分たちの代になったらやれる。中学時代に勝っているという自信が大きかった。今持っている力を、100に近い形で出せるようにしていくことが役割」
今回の快挙のウラには、中学時代の “ある約束” がありました。
(壱岐高校 浦上脩吾 主将(2年))
「中3の時に(島内の学校の)合同練習があり、ボール拾いしてる時に “全員、壱岐高校に行って甲子園に行こう” と、みんな話をした」
郷ノ浦中学校時代、九州大会で優勝した経験のある浦上 脩吾主将はチームの大黒柱。
キャッチャーの岩本 篤弥選手も勝本中学校で県大会を制すなど、この学年はまさに野球の “黄金世代” なのです。
高校に進学する際、島外の強豪校から声のかかる選手もいましたが…。
(壱岐高校 岩本 篤弥 選手(2年))
「みんなが壱岐に残ると聞いて、このメンバーが集まったら甲子園に行けるなという感じ。ちょっとワクワクした」
みんなで島に残り『壱岐から甲子園を目指す』と心に誓い、夢を叶えた壱岐ナイン。
互いの性格やプレーの特徴など、細かい部分を知り尽くしている21人の関係性にこのチームの強さのワケがあると坂本 徹監督は話します。
(坂本 徹 監督)
「壱岐で生まれて、壱岐で育っている仲間。ライバルで戦った子たちが仲間になり、言いたいことを言い合える関係。それが強みになっている」
(壱岐高校 岩本 篤弥 選手(2年))
「チームの中だったら、仲の良さが最大の武器。お互いのことを特徴とか小さい頃から仲が良く、知り尽くしている。仲の良さが壱岐高校の強み」
試合中も幾度となく、家族のような関係性が良い結果を生んでくれました。