【高校サッカー選手権県大会】運命の決勝戦は17日 強豪校の2連覇か?4年ぶりの王座奪還か?《長崎》
今年の3年生は、おととし1月に亡くなった高校サッカー界の名将、故・小嶺 忠敏さんのスカウトを受け入部を決意した最後の学年です。
(長崎総大附属 坂本錠 選手(3年))
「お前いいな みたいな感じで(言われた)。その時 ガツガツプレーしていたので、そういうプレーを褒められた」
(長崎総大附属 宇土尊琉 主将(3年))
「選手権に一番近い高校はここだったので、この学校を選んだ。選手権に出たいならここがいいよと言われた」
(長崎総大附属 定方 敏和監督)
「小嶺先生が築き上げてきたこと、これから先も大事にしなければいけないこと、そういうところは折れずに、貫き通してやっていきたい」
県の頂点まであと1勝。
連覇を果たせば、小嶺さんが指揮していた2019年以来となります。
(長崎総大附属 定方 敏和監督)
「選手権は憧れでもあるし、選手の人生がそれで変わると思う。
勝って選手権に連れていきたい、連れて行ってほしいなと思う」
“4年ぶり2度目” の選手権のタイトル奪取に燃えるのは、部員79人の「創成館」です。
県大会は、3試合で8得点2失点。
長崎南山や鎮西学院といったライバル校に快勝し、勝ち上がってきました。
しかし 今シーズンは1月の新人戦、6月の県高総体で結果が出せず 苦しみました。
後半に入って逆転されることも多く、選手権に向けては 走り負けないフィジカルを鍛えてきました。
(創成館 田原昊仁郎 主将(3年))
「ラスト1個勝てば、全国というところでラストとれるところにあるので、しっかりチーム全員で最後 優勝してひとつのタイトルを取りたい」
延長までもつれ込む激戦となった鎮西学院との準決勝では、延長後半に勝ち越し点を挙げ、2年ぶりの決勝にコマを進めました。
攻守の要は、ボランチでキャプテンの3年生 田原昊仁郎 選手。
アイデアのあるパスでチャンスを演出するほか、得点力も持ち合わせています。