【高校スポーツ】創部初の全国大会も経験「長崎東 女子剣道部」次の目標はインターハイ出場《長崎》
3月に創部初の全国大会出場を果たした、長崎東高校の女子剣道部。
次なる目標は、春に続く全国の舞台、インターハイ出場です。
気迫のこもった掛け声と、力強く素早い竹刀さばき。
11人の部員で活動する「長崎東高校女子剣道部」。
今年1月、全国高校選抜の県大会で準優勝し、創部から50年以上で女子としては初めて全国大会の切符をつかみました。
(宮﨑 結選手)
「全国大会に出場できたっていう目標が、一つ達成されたこと。全国にいる卒業生の方々に、東高の女子の剣道部の名前が少し耳に伝わったことはうれしい」
初の全国出場の原動力となったのは、2人の2年生です。
得意技は “面” という 久保 凛々果選手。
(久保 凛々果選手)
「スピードや技の数で負けないようなスタイルでやっている」
宮﨑 結選手は、一瞬のスキを逃さない突きが最大の武器。
相手の動きに柔軟に対応できる瞬時の判断に長けた選手です。
(宮﨑 結選手)
「慌てず落ち着いて、相手の様子を見ながら1本を取りに行くっていうスタイル」
その宮﨑選手の父・亮さんが部の監督を務めています。
就任7年目、監督自身も32年前、長崎東高校剣道部の一員として全国大会を経験しています。
宮﨑選手は父から指導を受けたいと長崎東への進学を決めました。
(宮﨑 結選手)
「(父と)一緒に大きな大会や全国大会で、同じ舞台に立ちたい気持ちがあって(進学した)」
(宮﨑 亮監督)
「正直ちょっと複雑な気持ちがあったが、実際(娘が)入ってきて、普通通りにほかの生徒たちと一緒にやることができて、特にこう違和感はない」
久保選手と宮﨑選手、実は中学時代に県代表として全国大会に出場し優勝した経験を持つ逸材です。
久保選手が長崎東に進学した理由は…
(久保 凛々果選手)
「宮崎さんと一緒に日本一を目指したくて、東高に進学した」
1月、そして先月の県大会で準優勝は果たしたものの、全国でも屈指の実力を誇る島原に敗れた長崎東。