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自民党・石破元幹事長「何か決断をするときは、地元の皆さま方だと…」 9月の自民党総裁選に向け 地元・鳥取で感じたことは? 毎年訪れる夏祭りや講演会…鳥取に戻った姿を追った

2024年7月27日 5:52

■総裁選への出馬表明は「お盆が一つのめど」

国会議員となってから約40年。石破氏にとっては、最後のチャンスとも言われる自民党の総裁選への挑戦です。講演を終えた石破氏は「(出馬表明が)いつということはいま申し上げる段階ではないが、やはりのお盆が一つのめどではある」と話し、8月中頃には正式に判断をしたいとしました。

自らの政治活動の原点は、常に地元にあると語る石破氏。子どものころ過ごした鳥取県八頭町に近い若桜町もその一つです。毎年、訪れているという夏祭り。この日も地域の人が出した屋台を一軒ずつ回り、言葉を交わしていました。手に取ったのは、地元素材を使った「トントロ角煮パン」。ラーメン議連の会長を務めるなど、B級グルメにも目がない石破氏は「新しい味だねこれは、角煮とパンって合うんだね」と笑顔で感想を話していました。

■地元から上がる出馬を期待する声

メディア各社の世論調査で自民党の次期総裁候補に名前が挙がる石破氏。地元の期待も高まっています。夏祭りを訪れていた人からは「すごい気さくな方でぜひ総裁になっていただけたら、鳥取も盛り上がるんじゃないかなと思います」「次期総裁の話も出ていますし、すごい地元民として期待していますので本当に頑張ってほしい」などと応援する声が聞かれました。

鳥取県初の自民党総裁、そして総理大臣の誕生を待ち望む地元の声に石破氏は何を感じたのでしょうかー。

自民党 石破茂 元幹事長
「一番の地元は八頭郡でわけてもこの国道29号線沿い、若桜谷。ここが一番のホームグラウンドですからね。 鳥取市からきている人もたくさんいたが、やっぱ楽しいね。地元に帰ると」

■地元の期待は原動力、そして応えなければというプレッシャー

「地元の期待にどう応えていくのか」。すでに聞き飽きたであろう記者からの質問には―。

自民党 石破茂 元幹事長
「地元にいろんなことを期待していただいて、それに応えたいっていうのは国会議員の常に原点であり、原動力ですからね。そういうことを忘れることはないですよ。それにどうやって、応えるかというのはなかなか大変なプレッシャーでもありますね」

9月の自民党総裁選まであと2か月。出馬についての正式な判断は、お盆が一つのめどになるとしています。地元の声に何を思い、どう応えていくのか。今後の動向に注目です。