現職に新人2人が挑む三つ巴の選挙戦か 松江市長選挙立候補予定者の政策は? JR松江駅前の再開発が主な争点となる見通し
任期満了に伴う島根県松江市の市長選挙が、4月13日に告示されます。現職に新人2人が挑む、3つ巴の選挙戦となることが予想されています。
松江市長選挙に立候補を表明しているのは、現職の上定昭仁氏、新人で共産党公認の村穂江利子氏、新人で会社役員の中澄政彦氏の3人です。
去年12月に立候補を表明した上定氏は、自民党、公明党、国民民主党、連合などの各支部・75の団体から推薦を得て、組織の強さを生かして選挙戦に臨みます。2期目の政策としては、松江城周辺の景観を守るため、これまでの景観規制の見直しや、JR松江駅前の再開発などをあげています。
上定昭仁 氏
「おととし12月に松江駅前デザイン会議をつくりました。今、松江駅前が商業の火が消えているという状況を、今後打破していかなければならないということで、松江駅前の再開発について結実していく必要がある」
日本共産党島根県委員会の副委員長を務める村穂氏。4月3日、党の公認として立候補を表明しました。
主な政策としては、
・介護保険料の負担の軽減
・島根原発2号機の稼働反対
・市民の意見を反映し、松江の風情を守る街づくり
などを挙げています。
村穂江利子 氏
「県都松江の玄関として、どのようなものをイメージされるのか、住んでいる住民がどうあってほしいのかっていうのは声を聞くしかないと思うんです。だから、デザインありきの青写真ありきのそういうものはほんとにトップダウンというか」
2008年に大阪府から松江市に移住し、2017年からは飲食店を経営している中澄氏。4月3日に立候補を表明し、市政の透明化や、福祉・教育の充実、観光の強化などを主な政策としてあげています。
中澄政彦 氏
「城の街だというふうにとらえている方がたくさんいらっしゃるとは思いますけれど、松江城だけの街では僕はないと考えております。出雲の大社さんとの親和性を高めた観光政策というのをすすめるべきではないかなと」
選挙戦では、一畑百貨店が閉店したJR松江駅前の再開発などが主な争点となる見通しです。
松江市長選挙は、4月13日に告示、20日に投開票が行われます。