出雲市斐川町では、母の日のプレゼントとしても人気の高い、アジサイの出荷が始まりました。

4月23日は時折、小雨が降りどんよりとした天気となった山陰地方ですが、
そんな中、涼やかな色のアジサイが、ハウスの中いっぱいに咲き誇りました。

島根県のオリジナル品種のアジサイです。

島根県農業技術センターでは、2010年ごろから、新品種を開発。
繊細な花模様の「万華鏡」のほか、てまりのような「茜雲」、ウサギの耳を思わせる「月うさぎ」など全部で6種類あり母の日の贈り物として重宝されています。

出雲市の曽田園芸では、オリジナル品種をあわせて1万2000株栽培していて、出荷の準備に追われていました。

曽田園芸　曽田寿博さん
「昨年の暑さの影響が多少あったのかなという点がありますけども、おおむね良好かなと思います。個性豊かな品種が多いですし、そういった一つ一つの品種の特徴を楽しんでいただきたい」

晴れた日は、色づきが一気に進むアジサイ。

このところ天気の変動が大きく、曽田園芸では、ほどよく太陽が顔を出し、美しく色づくことを願っていました。

アジサイは、5月中旬ごろまで全国へ出荷され、島根県内の生花店などで販売されます。