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350年以上の歴史がある伝統行事「青柴垣神事」で春の訪れを告げる 美しい景色の元大勢の人が港に集まる 島根県松江市

2025年4月7日 19:34
350年以上の歴史がある伝統行事「青柴垣神事」で春の訪れを告げる 美しい景色の元大勢の人が港に集まる 島根県松江市

島根県松江市美保関町では4月7日、春の訪れを告げる伝統行事、青柴垣神事(あおふしがきしんじ)が行われました。

地域に残る記録によれば少なくとも350年以上の歴史がある青柴垣神事。国譲りを了承した事代主命(ことしろぬしのみこと)が海中の垣根に身を隠したという神話にちなみ、毎年4月7日に行われています。

身を清められた二人の頭屋(とうや)が神がかりの状態になったあと、氏子たちに付き添われながら海へ向かい、青柴垣を飾った二隻の御船に乗り込みます。

本来はこのあと美保湾内を一周しますが、高齢化などの影響で、近年は船を動かさずに神事を進めています。

それでも、すっきりとした青空に大山が映える美しい景色のもと、今年も大勢の人が港に集まっていました。

最終更新日:2025年4月7日 19:34