×

事業化へ”大きな一歩" 「米子⁻境港」高規格道路整備へ「計画段階評価」着手 国土交通省が発表 鳥取・島根

2025年4月3日 11:09
事業化へ”大きな一歩" 「米子⁻境港」高規格道路整備へ「計画段階評価」着手 国土交通省が発表 鳥取・島根

事業化のめどが立っておらず、地元経済団体などから早期事情化の要望があがっていた米子市と境港市を結ぶ高規格道路について、国土交通省は1日、今年度にルート案や道路の構造検討を行う計画段階評価に着手すると発表しました。

国土交通省が今年度ルートや構造などの検討調査を行うと発表したのは、米子自動車道の一部で米子市と境港市をつなぐ21キロの区間です。
計画段階評価では、複数のルート案を比較評価し計画案を選定。その後、鳥取県による詳細ルートや構造を検討する都市計画手続きと環境影響評価などを経て、都市計画決定後に国土交通省の直轄事業採択を目指します。

この区間は、中国横断自動車道岡山米子線の一部として、1966年度に国の予定路線となりました。
1992年には米子ICまで開通しましたが、公共事業の見直しなどを背景に2006年に「当面着工しない区間」として事業が凍結されていた経緯がありました。

その一方で、米子-境港間では物流量が増加したほか、同区間の幹線道路である国道431号は生活道路も兼ねるため慢性的な交通渋滞が発生するなど社会状況が変化。「災害時の避難ルート」としても重要として、地元自治体や経済団体などが国に早期事業化を要望していました。


最終更新日:2025年4月3日 11:09