島根県松江市の調理専門学校で2月27日、学園祭が行われ学生たちが日頃学んだ料理の腕前を披露しました。

松江栄養調理製菓専門学校では、毎年この時期に学生が日頃学んでいる成果を披露する学園祭が行われています。この春卒業する学生たちが作った卒業作品の中でも目を引くのが、小泉八雲が著書を残すほど愛したクレオール料理の再現です。

松江栄養調理製菓専門学校　西村秀太さん
「短い説明文とですね、昔の単語だったり数値（単位）だったり、イメージを湧かさなきゃいけない料理でして、自分たちのイメージで作らせていただきました」

クレオール料理とは、アメリカのニューオリンズ周辺で食べられる料理。ヨーロッパやアフリカなど、さまざまな地域の影響を受けていて、複数の香辛料を混ぜた「ケイジャンスパイス」が味の決め手です。

松江栄養調理製菓専門学校　西村秀太さん
「就職は松江に残るんで、ケイジャンスパイスだったり、小泉八雲が残した料理で島根県の観光や文化を盛り上げるようにしたいですね」

このほか、4種類のメニューから選べるレストランには、子どもたちの成長を確かめようと多くの保護者たちが訪れていました。

この春卒業する学生たちは、これから島根県内外のホテルや飲食店などで料理人としての一歩を踏み出します。