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とあるパンをきっかけに全国からライダーが集結 大人気ご当地パン「マイフライ」とは? 人気の理由に迫る 鳥取県鳥取市

2025年5月20日 6:35
とあるパンをきっかけに全国からライダーが集結 大人気ご当地パン「マイフライ」とは? 人気の理由に迫る 鳥取県鳥取市

ご当地パンをきっかけに全国からライダーが鳥取へ集結です。ライダーに愛されるそのご当地パンとは?

鳥取市内の駐車場に朝から続々と集まるライダーたち。バイクのナンバーは、島根に神戸に伊勢志摩、そして八王子!全国各地からある共通の目的でこちらを訪れたのです。

取材したのは、1903年から続く鳥取市の老舗パン屋「亀井堂」。午前10時の開店と同時に店内に入ったライダーたち。お目当てのパンとは?

広島からのライダー
「マイフライが美味しいということを聞いて買いに来ました」

大阪からのライダー
「マイフライを買いにきょうはやってきました!」

中本帆乃花 記者
「全国のライダーに人気のこのマイフライ。これを求めに長い行列ができています」

鳥取市が誇るご当地パン、その名も「マイフライ」です。分厚い食パンになめらかなこしあんをたっぷり挟んで揚げたパンです。

なぜこんなにもライダーに人気なのでしょうか?

大阪からのライダー
「この優しい味と揚げたパンの食感が最高に美味しいです」

米子からのライダー
「美味しいですね。格別です」

その理由は味だけではありませんでした。

ライダーにマイフライが広がるきっかけとなったのが、鳥取県八頭町にある道の駅はっとうです。こちらでは、マイフライを2019年から販売しています。当初は、500袋程度でしたが、現在は年間5200袋とこの5年で10倍の売り上げに急増しました。

道の駅はっとう副駅長 山村俊太 さん
「バイク乗りにとっては良い栄養補給かなと思いますし、持ち歩きにも大変便利。おなかも満たせるということで、形も崩れにくいので、運びやすい。ライダーの方におすすめ」

八頭町にはライダーの聖地として全国的な知名度を誇る隼駅があり、こちらの道の駅には多くのライダーが立ち寄ります。こうした中でマイフライを販売したところ、ライダーの間で一気にその美味しさや手軽さが広がったのです。

そして、5月18日のイベントは、出来立てのマイフライをライダーに味わってほしいと亀井堂の協力を得て道の駅が企画したのです。亀井堂ではイベントに合わせて300個のマイフライを用意しましたが、あまりの売れ行きに補充のスピードも追いつかないほどでした。

出雲からのライダー
「100枚です。箱買いです。皆に配ろうかなと。大好きですね。皆買っていくので」

岡山からのライダー
「すごい食べやすい。あんこの甘さが程よくて美味しいです!」

大阪からのライダー
「出来立てはやわらかくて美味しいですね!」

ライダーたちはマイフライを片手にカロリー高めのコミュニケーションを深めていました。

大阪からのライダー
「もう格別です!」

道の駅はっとう 松下聡子 駅長
「ライダーさんがこうやってマイフライを中心に盛り上がってもらって私たちも嬉しい。ここは創業が古い昔からあるパン屋さんなので、末永く皆さんに愛してもらったらもっと長く続けてもらえることを期待しています」

18日はマイフライの特製ステッカーも配布。道の駅はっとうではこの人気に合わせ、マイフライのグッズ化も検討しているということです。

最終更新日:2025年5月20日 6:35