全国に名声を轟かせたスーパー種雄牛白鵬85の3などの母牛 みどりが4月28日に老衰で死んだことがわかりました。

鳥取県の和牛振興に多大な功績を残したみどりは2005年に岐阜県から鳥取県琴浦町に来ました。2012年から鳥取県試験場に移り、スーパー種雄牛　白鵬85の3や百合白清2など分娩や受精卵で30頭の生産に貢献しました。みどりはここ数年受精卵は採取できず、1か月前から立てなくなっていました。20歳5か月で、人の年齢では90歳以上になるということです。白鵬85の3は昨年12月に死んでいますが、百合白清2などみどりの優秀な遺伝子は県内で種雄牛1頭と繁殖雌牛7頭がいて和牛振興に貢献しています。

また、鳥取県の平井伸治知事は「鳥取県の和牛王国復活に貢献した母牛みどりに心から哀悼と感謝の言葉を捧げる。みどりの遺した血統を大切な資産として鳥取和牛の再興を地域一丸となり目指していく。」とコメントしています。