構想から約30年 鳥取県立美術館が開館 開館前日にはチョコプラや片寄涼太さんが登場!オープニングイベントを盛り上げ 鳥取県倉吉市
■オープン当日…
そして3月30日、多くの人に期待されオープンを迎えた鳥取県立美術館。開館に合わせて始まった企画展「アート・オブ・ザ・リアル」では、世界的な画家であるパブロ・ピカソの作品に、江戸時代の絵師・伊藤若冲の絵画など、国内外の約180点の作品を展示。中でも目玉は、鳥取県が約3億円で購入し、その是非が議論を呼んだアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」です。来館者はカメラを片手に、作品全体をじっくりと鑑賞していました。
来館者
「たくさん美術の絵画とかがあっていいと思いました」
「“わくわく”するし、家族と一緒に来たりして思い出が増えるなと思いました」
「(館全体の)今後の使い方も皆さんが楽しんでいける場になって、街が変わるんじゃないかなって」
鑑賞だけでなく、ブリロの箱のキャンディ缶やトートバックなどミュージアムショップも大盛況。館内にはカフェも併設され、一休みも可能です。展示室以外の“ひろま”などのスペースは貸出しを行い、“みんなでつくる美術館”を目指します。
鳥取県立美術館 尾﨑信一郎 館長
「地域の方にもたくさん来ていただいて、地域に根差した美術館ということで(年間来場者)20万人を達成したい」
都道府県所有の美術館としては、ほぼ最後発の開館となる鳥取県立美術館。目標の来場者数を達成して周辺地域の活性化につなげることが出来るのかが注目されます。
また鳥取県はブリロの箱について、3年間かけてアンケートを行い、保有について検討していくということです。