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緊急事態を想定 約13年ぶりに営業運転を再開した島根原発2号機 再開後初めての防災訓練に発電所の職員など720人が参加 島根県松江市

2025年3月5日 17:41
緊急事態を想定 約13年ぶりに営業運転を再開した島根原発2号機 再開後初めての防災訓練に発電所の職員など720人が参加 島根県松江市

今年1月、中国電力は約13年ぶりに島根原発2号機の営業運転を再開しました。こうした中、3月4日に2号機などでの緊急事態を想定した防災訓練が行われました。

緊急時の対応能力向上のため毎年度行われている島根原発の防災訓練。今回は発電所の職員など720人が参加し、最大震度6強の地震による外部電源の喪失によって、2号機の冷却機能が停止したことなどを想定して行われました。

大荒れの天候のなか、有事に備えて配備している大量送水車を出動させ、貯水プールからホースを使って原子炉や格納容器へ注水する手順などが確認されました。

中国電力島根原子力本部 吉川正克 広報部長
「落ち着いて対応できていたんじゃないか。信頼性を上げるとともに、要員の力量についても繰り返し訓練をして、安全性向上に向けて努めていきたい」

2号機の営業運転再開後、初めての実施となった防災訓練。吉川広報部長は、2月に原子炉格納容器内のモニターの一部に不具合が生じるなどのトラブルが起こったことに触れ、「故障が起こらない管理をしていくとともに、仮に起こった場合も原因をしっかり把握して一つずつ対策していきたい」などと話していました。

最終更新日:2025年3月5日 19:04