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「原子力安全文化の日」 島根原発の点検漏れ問題を忘れないために 不祥事の再発防止を誓う 島根県

2025年6月3日 19:11
「原子力安全文化の日」 島根原発の点検漏れ問題を忘れないために 不祥事の再発防止を誓う 島根県

中国電力は15年前に発覚した島根原発の点検漏れ問題を風化させないため、職員らが再発防止を誓いました。

15年前、島根原発で511か所に及ぶ点検漏れが明らかになったことを受け、中国電力では6月3日を「原子力安全文化の日」として不祥事の再発防止を誓う式典を毎年開いています。

6月3日に行われた式典には、中国電力や協力会社の社員ら35人が出席。「誓いの鐘」を鳴らし、改めて安全のために業務を遂行することを誓いました。

島根原発では去年12月、2号機が13年ぶりに再稼働し、半年が経過しました。

中国電力 中川賢剛 代表取締役社長
「13年ぶりの稼働ということで、発電所全体かなり緊張感あったと思うんですが、さらに安全を強めるという所に意識が向き始めた。不適切事案の再発防止、これを風化させないように、2号機に続いて3号機の稼働に向けた審査、工事を丁寧にきちんとやっていきたい」

中国電力の中川社長は、2度と信頼を失うことをしないとしたうえで、何かあればきちんと報告し対応することを愚直に繰り返すとしました。

最終更新日:2025年6月3日 19:11