【GWにオススメ】現代アートと歴史あふれる街 県立美術館には”リアル”をテーマに約180点の作品が並ぶ 弓道の体験や老舗たい焼き屋など歴史あふれる街並みを 鳥取県倉吉市
ゴールデンウィークのお出かけにおすすめ。中国・四国地方の世界に誇るわが町を紹介するコーナー。4月29日は現代アートと歴史あふれる街、鳥取県倉吉市の歩き方を紹介します。
石原綾 アナウンサー
「倉吉市にある鳥取県立美術館に やってきました。新しくオープンしたこの美術館での過ごし方をご紹介します」
鳥取県中部に位置する倉吉市。その中心部にオープンしたのが鳥取県立美術館です。
今年3月の開館に合わせ、人気お笑い芸人のチョコレートプラネットやアーティストの片寄涼太さんが参加したオープニングイベントも行われるなど盛り上がりをみせています。
地上3階建て、延べ床面積約1万㎡の館内では、鳥取にゆかりのある作品から国内外の美術作品が収蔵されています。
現在は開館記念展が開催。”リアル”をテーマに、約180点の作品が並びます。学芸員の藤巻さんに案内してもらいました。
まず注目するのは、鳥取県が約3億円で購入したことでその是非が議論を呼んだ、アンディ・ウォーホルのブリロの箱です。大量生産された洗剤の包装箱を模倣したこの作品。
鳥取県立美術館主任学芸員 藤巻和恵 さん
「作品を作るにあたって求められていたものとは真逆のもの。既製品を作品化してしまうという画期的な作品になりますね」
また、こちらもウォーホルの代表作品「キャンベルスープ缶」。ポップアートの傑作ともいわれる作品に触れることができます。
さらにー。
鳥取県立美術館主任学芸員 藤巻和恵 さん
「こちらに思わぬところに作品があります」
わずかな隙間に展示されていたのは、木で精巧に作られた一輪の花。
石原綾 アナウンサー
「こんな細いところに!」
鳥取県立美術館主任学芸員 藤巻和恵 さん
「場所は(作家の)須田悦弘さんがご自身で会場に来てここに展示したいと選ばれました」
館内に隠された作品はあと3つぜひ、探してみてください!
続いてやってきたのはミュージアムカフェ。アートの余韻を感じながら優雅な時間を過ごすことができます。
ランチメニューには鳥取の大山ポークを使ったGARDENホットサンドなどが。
石原綾 アナウンサー
「サンドの中のローストポークが肉肉しくておいしいですね。中からチーズがとろけてくるんですけど、チーズとローストポークとマスタードの酸味がまたあって」
このほか、企画展のタイトルの頭に「T」をつけたコラボスイーツ、「TART OF THE REAL(本物のタルト)」も。王道のチーズタルトでこだわりの生地が絶品です。
さらに、コレクションの関連グッズが多数並ぶミュージアムショップも。ブリロの箱を模したこちらのお菓子は大人気。キャンディー缶は、一時、売り切れるほどです。
アートにたっぷり触れたところで、鳥取県立美術館から徒歩で約20分。今度は歴史あふれる街並みが残る白壁土蔵群へ。旧日本産業貯蓄銀行の跡地を改装した建物で体験できるのが弓道です。丁寧に教えてもらえるので、初心者でも安心です。
初体験の石原アナウンサーもいざ挑戦。しかし、打てども打てども的をとらえられません。そして、12本目にして遂に!
石原綾 アナウンサー
「当たりました!いや~楽しい」
まととや 増田純吾 さん
「普段弓道にふれることはないので、肩肘はらずに観光の延長で楽しんでもらえたらいいですね」
街を歩き、小腹がすいたらこちら。昭和23年創業の「米澤たいやき店」です。金型で一匹づつ焼く昔ながらのたいやき。創業当時から変わらない白い皮が特徴で、尻尾までびっしり入った優しい味のあんこが疲れた体にぴったりです。
新たなアートの拠点、そして、歴史を感じられる街並み。倉吉市で楽しんでみてはいかがでしょうか。