「関金ストア」が2か月ぶりに営業再開 各店舗から従業員が配置され人手不足も解決 安定した運営を目指す 鳥取県倉吉市
5月12日午前11時、鳥取県倉吉市関金地区唯一のスーパー「関金ストア」が、約2か月ぶりに営業を再開しました。
関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「2社が手を挙げてくださって本当に有難いと思っています」
おととしスーパー「Aコープ」全店閉店を受け、地元住民団体によって去年4月に誕生したこちらのスーパー。客の減少や従業員不足により今年3月末に閉店していましたが、この度、2店舗が出店し、12日から曜日と時間を限定して営業を開始しました。
関金地区のスーパーは、この一軒のみ。次に買い物の候補となるのは、車で約15分から20分ほどかかる店舗です。
訪れた人
「倉吉まで行って買えない人。(店があれば)高齢者や独居の人は助かる」
新たにオープンした店に並ぶのはー。
鮮魚店JIN 菅埜 心 社長
「安価で新鮮な物を仕入れてこちらで売っているという工夫をしています。今後は小分けの商品を増やしていけたらと」
鳥取県琴浦町の鮮魚店による、魚の切り身や魚介類の干物など。店長が仕入れた地元の魚を調理しやすい形で提供するといいます。
またー。
スーパーヒルセン 梅崎竜次 社長
「お弁当の種類、ほぼ全て手作りなのでその辺がおすすめです」
岡山県のスーパーが、野菜や総菜、ティッシュや調味料などといった日用品を展開。食料品を中心に、要望に応じて今後も品数を増やしていきたいとしています。
地元の声を受けて、「短期間なら営業できる」とどちらも店側からスーパーを運営する協議会に申し入れ。各店舗から従業員が配置されることから、人手不足の問題も解消しています。
訪れた客
「前の時は品数が少なかったから来なかった。今回は弁当があるけね」
「3月に閉鎖して不便だということが分かったんで有難いです。今回はね」
関金地区の住民にとって、大切な買い物の拠点である関金ストア。今後は市の補助金の活用を検討するなど、協議会では安定した運営を目指します。
関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「営業は月・水・木。なるべく毎日灯りがつくようにしていきたいと思っている」
地域再生の形の1つとして、再び動き始めました。