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鳥取市の飲食店で食事をした6人が食中毒の症状 全員からカンピロバクター・ジェジュニを検出  5日間の営業停止処分 鳥取県鳥取市 

2025年5月29日 20:44
鳥取市の飲食店で食事をした6人が食中毒の症状 全員からカンピロバクター・ジェジュニを検出  5日間の営業停止処分 鳥取県鳥取市 
鳥取市保健所

鳥取市の飲食店で食事をした6人が食中毒の症状を訴えていることが分かり、鳥取市保健所はこの飲食店を5月29日から5日間の営業停止処分にしました。

営業停止処分を受けたのは、鳥取市末広温泉町にある居酒屋「星来庵」です。

鳥取市保健所によりますと、5月23日の午後7時頃にこの店で会食を行った市内の事業所職員22人のうち6人が、下痢や頭痛、発熱など食中毒の症状を訴えているということです。

発症した6人の便を検査したところ、カンピロバクター・ジェジュニが検出されたことから食中毒と断定されました。この菌は、加熱不十分な鶏肉や生の食肉から野菜などが二次汚染を受けて感染することもあるということです。

6人に共通する食事はこの店が提供するコース料理のみですが、検査に必要な残っている料理がないことや発生から時間が経っているなどから感染原因の特定されていません。発症した6人のうち重症者はいないものの、女性2人が今も症状が治まっていないということです。

鳥取市保健所は5月に食中毒事案が発生するのは2件目として、食肉を取り扱った手指や調理器具は使うたびに洗浄する、食肉は中心部まで75℃以上で加熱することなどを呼び掛けています。

最終更新日:2025年5月29日 20:47