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「怠慢のしりぬぐい」 丸山知事が定例会見で「2馬力選挙」について国の対応を批判 対策として宣誓書の提出を求めることに 島根県

2025年4月22日 18:45
「怠慢のしりぬぐい」 丸山知事が定例会見で「2馬力選挙」について国の対応を批判 対策として宣誓書の提出を求めることに 島根県

当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援するいわゆる「2馬力選挙」。島根県の丸山知事は4月22日の定例会見で、公正な選挙が行われるよう国が対策を講じないことを「怠慢」と厳しく指摘しました。

島根県 丸山達也 知事
「選挙制度をちゃんと作るべき国政、法律で作られるものをちゃんとやっていないという怠慢のしりぬぐいですよ」

22日、島根県の丸山知事は定例会見で、当選の意思のない候補者がほかの候補者を応援するいわゆる「2馬力選挙」について、国の対応を批判しました。

21日に2馬力選挙を巡って島根県と鳥取県の選挙管理委員会では、今年の夏に予定されている参議院選挙で、「2馬力選挙」への対策として、自らの当選を目的として候補者になることを明記する宣誓書の提出を求めることで合意しました。

国政選挙でのこうした取り組みは全国で初めてとなります。

さらに丸山知事は、「参議院選挙で一人前として扱われていない合区の2県で対応をしないといけないことがおかしい。美談ではなく、このような状況にさらされていると受け止めてほしい」などと述べ、本来は国で対応すべき事案だと指摘しました。

最終更新日:2025年4月22日 18:45