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ゴールデンウィークを前に4隻の遊覧船を安全点検 観光を安全に楽しんでもらうために 鳥取県岩美町

2025年4月22日 18:34
ゴールデンウィークを前に4隻の遊覧船を安全点検 観光を安全に楽しんでもらうために 鳥取県岩美町

ゴールデンウイークを前に、鳥取県岩美町で、遊覧船の安全点検が行われました。この点検は、観光客に遊覧船を安全に楽しんでもらうため、毎年この時期に行われているものです。4月22日は山陰松島遊覧のスタッフと鳥取海上保安署、そして中国運輸局鳥取運輸支局の職員約20人が参加しました。

今回、点検したのは4隻の遊覧船です。保安署の署員たちは、救命胴衣が定員分設置されているか、緊急時の連絡体制が整っているかなどを確認していました。

「桜マークと言われているものがありまして、国土交通省等の型式がありまして、それを受けているものを船に積みましょうというもの。法定備品として、こういうマークがついたり型式登録されたりしたものを搭載するというのを義務付けている」

遊覧船の安全性を巡っては、3年前に起きた北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受け、国が安全対策を強化。救命いかだの設置や、特定の連絡手段を義務付けるなど、事故前よりも厳格になったといいます。

鳥取海上保安署 荒木卓也 署長
「(北海道知床半島沖で)観光船の転覆事故があったということを踏まえて、その事故の原因と言われている部分について重点的に点検した。乗船するお客さんについても、乗員の指示等にしっかり従って、安全に観光を楽しんでいただきたい」

海上保安署によると、今回、山陰松島遊覧では、十分な整備や点検を行っていることが確認できたということです。

山陰松島遊覧 川口博樹 社長
「毎年心掛けているが、安全第一だと思っていますので、それはうちの船員にも共通して伝えているので、とにかく安全第一で運航したい と思っております」

山陰松島遊覧では、このゴールデンウイーク中、1万人の利用客を見込んでいて、期間中は臨時便を出すなど増便を予定しています。

最終更新日:2025年4月22日 18:34