「腐食が原因だった」 照明灯の転倒事故 点検を行っていたものの7か所中4か所で基準値より下回っていたことが発覚 島根県出雲市
4月16日、島根県出雲市内の市道に設置された照明灯が倒れる事故が発生したことについて、出雲市は「腐食が原因だった」と発表しました。
4月16日、出雲市今市町の市道で、設置してあった照明灯が倒れる事故があり、出雲市が原因を調べた結果、照明灯の根元から高さ13センチの部分に腐食が見つかったということです。
出雲市では今年1月にも照明灯が倒れ、児童が大けがを負う事故が発生し、事故の後、市内の合わせて1060基の照明灯の緊急点検を実施しました。
今回倒れた照明灯も点検の対象となっていて、地面に接する部分を中心に調べましたが、支柱の厚みが基準を満たしていたため、“緊急対応は必要ない”と判断したということです。
ただ、今回折れた部分の厚さを調べなおしたところ、7か所中4か所で安全性の判断基準となる2.5ミリを下回っていたことがわかりました。
出雲市は、厚さをチェックする高さの範囲を広げたうえで、再度30基の点検を行った結果、今のところ対応が必要な腐食は確認されていないといことです。