【読み解く】南海トラフ地震 30年以内の発生確率が80%程度 山陰でも被害の想定 私たちにできる備えは?
この新しい被害想定が示され鳥取県での対応取材しました。
鳥取県 危機管理政策課広域防災担当森田 泰司さん
「鳥取県としては政府の被害想定の見直しを踏まえて令和7年度と8年度に鳥取県としての被害想定の見直しを行う予定にしている。鳥取県で起こりうる被害内閣府の被害想定にない項目を中心に被害を想定する」
また、太平洋側の地域は大きな被害が想定され、
鳥取県は震災時、徳島県に応援に行くことになっています。
森田 泰司さん
「10年たって新たな知見も出てきました。徳島県の被害がかなり増えましたのでそれらを国の被害想定の見直しを踏まえて応援体制の整備を進めていく。」
鳥取県では県独自でも作成する被害想定の見直しや新想定では被害が大きくなった徳島県への支援体制を整備・強化していくということでした。
島根県にも聞き取りをしたところ
「想定が変わってもこれまで通り、地域防災計画に基づいて対応していく。島根県は高知県への応援を担っていくことになるので密に連携して十分な支援ができる体制を構築していきたい。」
と話していました。
■大切なこと
そして、南海トラフ巨大地震は被害が広域すぎてすぐに支援・応援が来ない可能性もあります。
こうした被害想定が発表される中、大切なのは日頃からの準備です。
■私たちにできる備えは?
例えば、
・家具を固定しておく
・ハザードマップや避難場所の確認
・避難生活を想定して備蓄を用意しておく
・地震発生時の行動を家族で話し、共有しておく
・時間帯、季節を変えた地震を想定しておく など
地震が起きる前に各自でできる備えをしっかりとしておきましょう。