奈良県の中学校で起きた落雷事故を受け 山陰両県の教育現場ではどう対応しているのか 雷の予兆で気を付けるべきことを解説
石原アナウンサー
「田中井さん、改めて雷の予兆で気を付けるべきこと、どういったものがありますか?」
田中井優希 気象予報士
「雷を落とす雲、積乱雲が近づいてくるサインとしてこの3つが挙げられます」
・黒い雲が近づく
・急に冷たい風が吹く
・雷の音が聞こえたり・光が見える。
「雷注意報は大気の状態が不安定な時に発表されるもので、外にいる時などは自分で周囲の状況の変化を判断することが大事です」
「また、雷が落ちる恐れがある範囲は雲の端から10kmと言われています。まだ雷雲が頭の上にかかっていなくても、雷が落ちるおそれがあります」
「注意報が出ている日は、遠くの空の様子にも気を配りましょう」
「また、気象庁のホームページでは雷ナウキャストというものがあり、雷についての情報を見ることができます。『気象庁、雨雲の動き、雷ナウキャスト』と検索してください」
こちらは4月15日午前中のものです。雷の活動度が色別に表示され島根県西部で赤い表示で活動度が高かった。また、四角のマークは地上への落雷、バツマークは雲の中で起こった雷です。
こちらも利用すると広い範囲の状況を知ることができます。ご活用ください。
石原アナウンサー
今年は夏の全国インターハイが山陰で開催されますが、こちらも悪天候などで競技を実施するかは会場担当者の判断となっているそうです。
今回は教育現場を取材しましたが、日常生活でも気を付けるべきことです。周囲の状況を確認し適切な行動をとってください。