自前のカニスプーンを持ってきた生徒も 1人1杯に「若松葉がに」 卒業を控えた中学生に地元の漁業関係者からプレゼント 鳥取県岩美町
鳥取県岩美町の中学校の給食に今が旬の「若松葉がに」が登場しました。1人1杯という豪華な給食に生徒たちの反応はー。
鳥取を代表する水産の町・岩美町にある岩美中学校。3年生の給食で提供されたのは、2月に水揚げが解禁された「若松葉がに」。大き過ぎて、足が器に収まりません。1人1杯、ゆでた「若松葉がに」が振る舞われた2月7日の給食。卒業を控える生徒たちに地元の味を楽しんでもらいたいと、漁業関係者が提供したものです。カニに夢中の生徒たち。感想を聞くと―。
生徒
「めっちゃおいしかったです」
Q.むくのはどうですか?
「難しいです」
「でかすぎてびっくりしました。地域の人に感謝の気持ちをもって生活していきたいです」
中には、自前の道具を持ってきた生徒の姿もー。
Q.それは何ですか?
生徒
「カニスプーンです。カニだと聞いていたのでもってきました」
網代港底引船主会 板倉高司 会長
「丁寧に食べてくれてよかったです。岩美を巣立っていく子供たちに郷土の味を覚えておいてもらえたらうれしいです」
地元の味覚を堪能した生徒たち。『一皮も二皮も剥けて成長してね』そんな「若松葉がに」のエールを背に3月卒業式を迎えます。